キャンプと言えば「夏」というイメージがありますよね。
夏休みもあるので、7月~8月にキャンプに行く人がもっとも多いと思いますが、この時期は一年間で一番暑い時期でもあります。
また、この記事を書いている現在は5月ですが、今週末は北海道でも季節はずれの真夏日になるらしく、天気予報の予想では30℃超えとなっています。
気温が上がると怖いのが熱中症ですよね。
暑い日にキャンプに行くときは、どんな対策を取ったらいいでしょうか。

母子キャンプの暑さ対策

母子キャンプは子供が熱中症にならないように、お母さんがしっかり対策をしておかなければなりません。
キャンプに行ったら物凄く暑かったということは結構あって、テントによっては中にいられないぐらい気温が上がることもあります。
特に子供は体が小さいので、熱中症には十分気をつけるようにしましょう。
母子キャンプの暑さ対策① 夏のキャンプ用に通気性の良いテントを使う
どれだけ暑さ対策をしても、そもそもテント自体が通気性が悪くて熱がこもる場合は、どうやっても暑いです。
私が持っているテントの「ノルディスクアルフェイム」は素晴らしいテントですが、夏のキャンプに使うには最悪です。
まず、ベンレーションが上部一箇所しかなく、通気性がメチャクチャ悪いです。
上部を開けて入り口をメッシュにしておけばまあなんとか少し風は通りますが、そもそも上部のベンチレーションが大した広さではないので、それも微々たるものです。
テントを張る場所が日陰なら良いのですが、そう上手い具合に日陰があるサイトは少ないですし、タープ下に入れようにもいかんせん高さが3m近くあるので入れることもできません・・・。
アルフェイムで真夏にキャンプに行ったときは、日が昇ると中が物凄く暑いので、地獄の釜にゆでられる悪夢とともに目が覚めます。
こういったベンレーションが少ないテントは夏のキャンプには向いていません。
「ポリコットンは通気性が良いので夏にもオススメ!」と書いてあるサイトもありますが、あれを信じると大変なことになります!
実際にテントを使ってみるとわかりますが、やはり風が通らないテントは中が猛暑になります。
暑い日にキャンプをするなら生地の通気性うんぬんよりも、間違いなく風通しを優先した方がいいでしょう。
母子キャンプにおすすめの夏に使うテント ケシュアのワンタッチ
はい、私が大好きなケシュアのワンタッチです。
ケシュアのワンタッチは通気性に優れていて、夏のキャンプにもとてもおすすめです。
左右のサイドパネルは、開いてガイロープに留めることができます (内側から開けられます)のでテントを空気が循環します。
両サイドのフライシートと地面との間に 2 か所のスペースがあるので、空気が循環され、自然にできる結露が最小限になります。

暑いというだけで疲れる夏のキャンプは大変ですが、設営・撤収も簡単なのでとてもオススメのテントです。
また、それほど大きなテントではないので、タープの下に設営することもできます。
この場合は陽射しもよけることが出来て非常に快適に過ごすことができるので、大変おすすめです。

こんな感じで通気性の良いテントをタープ下に入れるのが、暑い日のキャンプには最強です。
母子キャンプにおすすめの夏に使うテント XINQIUワンタッチポップアップテント
ケシュア「っぽい」テントですが、格安です。
アマゾンのレビューも非常によく、通気性良し、値段安し、基本的なスペックも良しです。
年に2、3回しかキャンプに行かなかったり、まずは安いテントで試してみたいというならこのテントはもってこいだと思います。
メッシュ部分はフルクローズになるので、外からは見えません。
この記事を書いている2019年5月24日現在、アマゾンで1500円引きのクーポンが出ているので、メチャクチャお得になっています。
母子キャンプにおすすめの夏に使うテント dodタケノコテント
アルフェイムと同じワンポールテントでも、こちらは鬼のようにベンチレーションがありまして、360℃どこからでも風が入ります。
ワンポールですので設営方法は簡単、重量はあってもワンポールは女一人でも余裕で設営できます。
中はとても広いので荷物を置いても余裕、窓をメッシュにすれば通気性抜群、ワンポールなので設営・撤収も簡単という優れものです。
シーズンや天候によって使い分けをせずに、テントが一つあればいいと言う場合は私が持っているアルフェイムより断然オススメです。
母子キャンプにおすすめの夏に使うテント ロゴス(LOGOS) キャンプ neos PANEL ネオス パネル シビックドーム L-AH 4人用 テント
こちらは大型のキャノピーがついているロゴスのドーム型テントです。
ドーム型テントはあまり通気性が良くないというイメージがありますが、こちらはその点も配慮されているテントです。

こんな風にリビングとして使うことができるので、日陰の下で過ごすことができますし、
インナーテントとフライシートに隙間を設けているので、通気性が良くなっています。
大きなキャノピーがついているテントは、別途タープを設営しなくてもリビングとして使えるので、タープを設営する手間が省けて母子キャンプにはとても便利ですよ。
暑い日に使うテントは通気性を考えて用意しよう
通気性が良いテントはまだまだあります。
テントにメッシュにできる窓が風が通るようについている、フライシートとインナーテントの間に隙間があるテントは夏でも比較的過ごしやすいので、夏の暑い日に使うテントは通気性を考えて用意しましょう。
母子キャンプの暑さ対策② 扇風機・サーキュレーターを使う
扇風機と言っても普通の大きな扇風機ではなくても大丈夫です。
目的は風にあたることがメインではなく、サーキュレーターとしてテントの内の空気を循環させることです。
風がある日ならベンチレーションがあればテントの内の空気は循環されますが、風が全然ない日は空気が循環されず暑いままです。
テントの中で空気を循環させることで、暑い空気がこもりにくくになります。
もちろん風にあたる目的でも使えるので、汗のかいた体に直接風をあてると気持ちいいのですし、私は水で手足を濡らして風をあてて使っています。
また、夏だけではなく冬キャンプではテントの内で使うことで、ストーブの周りだけにとどまりやすい暖かい空気を循環させることができるので、私は扇風機はかなり使っています。
キャンプにおすすめの扇風機 ロゴスどこでも扇風機
電源があるサイトなら、コードがある家庭用の扇風機を持っていっても使えますが、サイトに電源がない場合は電池式や充電式になります。
テント中の換気をするなら卓上用の小さなものではあまり効果がないので、小さくても風量が強いかそれなりに大きさのあるものが良いと思います。
こちらはどこでも使える電池式で、単1電池が8本で作動時間目安:[乾電池使用時]強(約)50時間となっています。
充電式だと充電が切れてしまったら再度充電しないと使えないですが、電池式なら電池の予備を持っていけば、もし電池が切れてもまたすぐ使うことが出来るのでとても便利です。
風量は2段階で調節が出来ます。
実際にキャンプに持っていける扇風機を探してみると、意外と電池式で長時間使えるものは少ないので、アウトドア用としてとてもおすすめです。
キャンプにおすすめの扇風機 マキタ充電式ファン
キャンプで扇風機の話題になると必ず出てくるのが「マキタ充電式ファン」です。
コンパクトながら家庭用の扇風機と変わらないぐらいの風量があることと、リチウムイオンバッテリーの充電式なので、強モードで9時間使えるので電池式よりエコで長く使うなら経済的ですよね。
風向きは上下左右に調整できて、風量も強・中・弱と三段階の切り替えが出来てとても便利です。
もちろん家庭用電源AC100Vでも使用可能ですし、切タイマー機能もついていてるので夜につけて寝て、夜中に自動的に切れるようにしておくことも出来ます。
このように素晴らしい扇風機なのですが、バッテリーと充電器は別売りとなっていて
全て揃えるとかなりの金額になってしまうんですよね・・・。
私もとても欲しいのですが、扇風機のためだけにこの値段はなかなか手が出せないのと、私は暑さにはそれなりに強いのでそこまで高スペックでなくてもいいかなと思って買っていません。
他のマキタ製品と互換性があるので、他にも充電式のマキタ製品を持っている人や、物凄く暑がりだけどキャンプは大好きで暑くても行きたいという人にはいいと思います。
キャンプにおすすめの扇風機 Maxku USB扇風機 卓上扇風機
私はこのクリップではさめるUSB充電式の扇風機を使っています。
卓上型ではなくクリップで挟めるので、テントのポールに挟めたりランタンフックにかけたりし色々な高さで使うことが出来てとても便利です。
冬にテント内でストーブを使っているときも、暖かい空気を循環させるのに使うのでとても活躍してくれています。
電池式ではないので充電がなくなった場合はモバイルバッテリーで充電したり、ポータブル電源で充電しています。
ただ意外と充電が長持ちするのと、常時回しているわけではないので、キャンプ中に充電したことはそれほどありません。
こちらの商品はアマゾンでものすごく評価が良いので、私も一昨年買った今の扇風機が壊れたらこれにしようかなー、と思っています。
扇風機はそれぞれに特徴があり一長一短ですがおすすめはUSB充電式
三種類の扇風機を紹介させていただきましたが、私の一番のおすすめはUSB充電式のものです。
電池式だと電池と電池の予備だけで結構重たくなりますし、それなりにコストもかかります。
マキタの扇風機は高性能なのですが、一式揃えるのに結構な金額になってしまうのと、全部持っていくと荷物になってしまいます。
その点USB充電式だと満タンに充電しておいて、もし途中で充電が切れてしまったらモバイルバッテリーで充電できるのでお手軽です。
またUSB充電式の扇風機は値段が比較的安いので、私は二つ持っていています。
一つは夏に会社で使っていますが、キャンプに二つ欲しいときは会社で使っているものを持って行っているので、アウトドア用と普段使いどちらにもおすすめです。
マキタの扇風機会社に持っていったらかなりビックリされそうですよね。
母子キャンプの暑さ対策③ タープで日陰を作る
暑い日はタープで日光を避けるのが基本です。
タープを張るのと張らないのとでは、夏のキャンプの過ごしやすさは雲泥の差がありますが、大きなキャノピーがついていたりツールームテントなら、なくても大丈夫です。
タープではなくても日差しを遮るものがあると、夏にありがちな急な雨にも対応できるので、キャンプが非常に快適になります。
私はキャンプを始めたばかりの頃にワンタッチテントで真夏にタープを張らずにキャンプをして、昼間に暑いし日に焼けるしで大変な思いをしたことがありました。
正直どこにいても暑くて、このときばかりは手間を惜しんでタープを持ってこなかった自分を恨んだものです。
最初は面倒かもしれないですが慣れるとスイスイと設営できるので、少し大きめのタープの下にテントを入れるととても快適になりますよ。
大きなタープを張る自信がない場合は、テントを下に入れられなくてもとにかくタープがあるだけでも快適さが違うので、ワンタッチのタープでも設営するのがおすすめです。
2本のポールとロープで張るウイングタープやヘキサタープ、周りを囲ってあるスクリーンタープが多いですが、ワンタッチのタープでも全く問題ありません。
母子キャンプにおすすめのワンタッチタープ QUICKCAMP(クイックキャンプ) ワンタッチタープ
ワンタッチタープは10kg以上のものが多いのですが、こちらは5.6kgと非常に軽量になっています。
こちらは設営動画になりますが、設営の仕方もとても簡単で女性でもできるので母子キャンプに非常におすすめです。
値段も一万円以下とお手軽なので、最初に買うタープとしてもとてもオススメです。
まとめ
暑い日のキャンプの暑さ対策をまとめてみました。
水分を多めに取ったり、塩分を取ったりと一般的な熱中症対策はもちろん必要ですが、キャンプならではの熱中症対策も必要になります。
工夫することで暑い日でも楽しくキャンプができるので、キャンプ好きな方はぜひ少しでも多くキャンプを楽しんでください。
山の方だと昼間の暑さを乗り切れば、夜になったら気温が下がって意外と快適に過ごせることも多いです。