冬キャンプの必需品といえば「ストーブ」ですね。
薪ストーブや灯油ストーブがあれば、冬でも快適に過ごすことが出来ます。
我が家のストーブは灯油ストーブの「フジカハイペット」を使っています。
目次
フジカハイペットとは
昭和22年創業の老舗、株式会社フジカで製作・販売している灯油ストーブです。
キャンパーの間では大変人気のあるストーブで、キャンプで灯油ストーブを使っている方でフジカハイペットを使っている割合は、かなり多いと思います。
フジカハイペットの値段は?
反射板付き、 反射板・整流リング付、 整流リング・防風ガラス管付(反射板はなし)、 色がブラックかホワイトかによって違ってきます。
フジカハイペット販売型式
※注意 この記事は2019年1月に書いたもので現在は価格が変更になっています。詳しくは公式ホームページを御確認お願いします。
我が家が使っているのはフジカ・ハイペットの黒、反射板付きモデルになりまして、本体価格税込み29,160円のものです。
プラス送料と代引き手数料を加えて32,076円でした。
送料は地域によって変わりますので確認しておいた方がいいですが、電話で注文したときに電話口で送料と代引きを入れて総額いくらになるかを教えてくれました。
支払方法に関しては現金代引きのみで、クレジットカードや振込による支払いはできないので、届く日には現金を用意しておかなければなりません。
色は白と黒で大変迷ったのですが、白はストーブで調理をすることがあると思い、汚れが目立ちそうなので反射板付きの黒にしました。
フジカハイペットの反射板・整流リング・防風ガラスは必要か?どの型式がいい?
外でも使うか、テント内でしか使わないかによって必要かどうかが変わってきます。
反射板無しと反射板あり
反射板無しとありの場合の差額は2,160円になります。
反射板がない場合は全ての方向に熱が行くので、ストーブをテントから離しておかなければなりません。
自動的にテントの中心にストーブを置かなければならなくなるので、レイアウトがしにくくなるというデメリットがあります。
反射板があれば、反射板側はある程度テントが近くても大丈夫ですので、我が家は反射板付きにしました。
テントから1mも離していなかったと思いますが、後ろはほとんど熱くならないので大丈夫です。
ただしストーブの熱は上にもかなり行きます。
ワンポールテントなどを使っている場合は、ストーブの上からの熱がテントの低い部分に当たりすぎないよう気をつけて使いましょう。
値段はそう変わらないので、私は反射板付きがおすすめです。
整流リング無しと整流リングあり
まず整流リングとは、風があってもストーブを安定して燃焼させる装置になります。
屋外でストーブを使う方もいるかもしれませんが、私がキャンプでストーブを使う場合はほぼテント内ですので、整流リングはいらないだろうと思いました。
ちなみに整流リング付きだと付かないものより13,500円ほど高くなります。
反射板無しで整流リング付き40,500円・反射板ありで整流リング付き42,660円と、反射板無し・ありどちらのタイプもありますが、結構お高くなりますので、テント内でしか使わない人はなくても良いのではないかと思います。
整流リング・防風ガラス管(高級耐熱ガラス付き)
整流リングなしの防風ガラス管付きはありません。
反射板はついていないものしかありませんので、「反射板なし・整流リング付き・防風ガラス管付き」の一択となります。
お値段59,940円で高級耐熱ガラス付きというだけあって、お値段も高級です。
整流リングも防風ガラスもないフジカハイペットなら2台買えてしまいます。
テント内でしか使わないので、もちろん我が家ではいりません。
白と黒、どっちがいい?
これは完全に好みですので、好きな方を選びましょう。
白だと3,240円値段が高くなります。
・テント内でしか使わないなら、整流リング・防風ガラスは必要なし。
・テント内でストーブをテントの真ん中以外に置きたいなら反射板付きがおすすめ。
・色は好きな方を選ぼう
フジカハイペットのメリット・デメリット

メリット
いちいち灯油を抜かなくても良い
一般的なポータブル灯油ストーブだと、揺れると灯油が漏れるので車に積む前に灯油を抜かなければなりません。
フジカハイペットは灯油が漏れない構造になっているので(メーカーは推奨していませんので自己責任でお願いします)灯油を入れて蓋をして、そのまま車に積んで持って行くことができます。
あとはテント内に入れてそのまま火をつけて使えますので、行く前にタンクを満タンにしておけば現地で灯油を入れる手間を省けてとても便利です。
調理が出来る
前回のキャンプのときに餅を焼きましたが、普通にフライパンを載せてソーセージを焼いたり、お湯を沸かしたり、煮込み料理を作ったり出来ます。
テント内で食べ物が作れるのは、寒い冬キャンプでは本当に体も心も温まります。
写真のように、上部の蓋を外したら火力が強くなりますので、カセットコンロを持って行かなくても色々と料理に使えますよ。
電気・電池がいらない
通常のポータブルストーブだと電気はいらないですが、フジカハイペットは着火に電池もいらないです。
着火は耐震装置レバーをリセット側に上げて、横の丸いツマミを止まるまで右(上UP側)に回します。
ぐるぐるしたところを持ち上げて、火をつけて完了です。
火をつけたときに、炎が上がったり煙が出ていたりする場合は、ぐるぐるしたところを持ち上げて下ろしたときにきちんとハマっていない可能性があるので、ちょっとずらしてみるなどしてきちんとハマるようにすると大体直ります。
どうしても直らない場合はメーカーに確認してみましょう。
家の中でも使える
我が家は寒い日に家の中でも使っています。
家の暖房が蓄熱暖房機なので、とても寒い日に一気に部屋を暖めたいときはとても重宝しています。
デザインも家の中に置いてあっても全く違和感がなく、アウトドアに興味がない友達が遊びに来たときに「これいいね、可愛いストーブだね」と言われました。
安心安全
老舗の国内メーカーということで信頼して使えますし、修理が必要な場合も安心です。
耐震装置も付いていて、こちらがかなりきちんと作動するので、少し位置をずらそうと思っただけで火が消えることがあり、安心だけど面倒だったりします(笑)
テントの中で火気を使うということ自体が危険で完全に自己責任なので、極力信頼出来る物を購入した方が良いでしょう。
一度タンクを満タンにしておけば、朝まで足さなくても大丈夫
私は寝る前にタンクを満タンにしておいて寝ているのですが、大体8時間以上持ちますので朝まで付けっぱなしで大丈夫です。
冬キャンプで、火が消えてしまって朝方の寒い時間に寝袋から出て火をつけるのはかなりの苦行なので、起きるので燃料が持つのは非常にありがたいです。
灯油口とメーターです。
灯油を入れるときは、Fが満タンですのでメーターを見ながら入れて行きましょう。
デメリット
なし(笑)
今まで何回もキャンプで使っていますが、デメリットらしいデメリットはまだ感じたことはないです。
それぐらいおすすめのストーブです。
フジカハイペットのケース
フジカハイペットには純正のケースというのがありません。
なので私が使っているのは
こちらになります。
色々な方のブログを拝見していると
こちらの大きさのタイプがジャストフィットなので使っている方が多いのですが、
私は大きめのボックスに、灯油のポンプや・一酸化炭素警報機・コーナンの五徳など、フジカハイペットを使うときに必要な物を忘れないように、まとめて一式入れてあります。
私は忘れ物が多いので、別々に入れておくとそのうち忘れたり、どこに入れたかわからなくて現地で探すハメになりそうなので、私なりに考えてみました。
ボックス自体が結構丈夫な造りをしているので、上に荷物を積んだり出来て非常に便利です。
その他にはスノーピークのストーブバックや
コールマンのポップアップボックスに入れたり
自作している方もいらっしゃるようですね。
いずれにしてもむき出しのままだと、運んでいるときに物がぶつかったりしたときに破損の可能性があるので、私としてはパール金属のボックスのような、ある程度丈夫な物がおすすめです。
フジカハイペットの納期はどのくらいかかるの?
納期は注文する時期によって全然違ってきます。
私が注文したのは8月だったので、注文してから約1週間で届きました。
が、同じくフジカハイペットを注文した知り合いは11月に注文したので2ヶ月待ちと言われました。
大体9月以降に注文すると2~3ヶ月待ちと言われることが多いようなので、12月や1月などに注文してしまうと、そのシーズンに使えるように届く可能性は少ないです。
もし欲しい場合は9月より前に、出来れば夏に注文しておけば秋冬シーズンに間に合うと思いますので、注文が混み合う前に電話しておきましょう。
フジカハイペットは暖かいか?
年越しキャンプに6人用のアルフェイムで使ったときは、換気のために上部のベンチレーションを3分の1ぐらい開けて、入り口のファスナーを20cmぐらい上げて空気が通るようにしました。
「すごく暖かくて快適ー♪」というほど暖かいわけではありませんが、「結構暖かいよね」というぐらいは暖かいです。
むしろ、このコンパクトなフジカハイペット1台あれば冬キャンプが出来ることがすごいと思いました。
家の中と同じような暖かさというわけにはいかないですが、充分に過ごせるぐらいテント内を暖めてくれます。
もっと小さいテントなら、「暖かくて快適ー♪」ぐらいまでなるのではないでしょうか。