イビキには色々な原因があります。
肥満だけが原因ではありません。

もともと鼻が悪かったり、顎が小さい・細い、アルコールなど様々な原因がありますが、「イビキがひどい」と言うと皆さん「太っている人」というイメージがあるのではないでしょうか。
その通りで、中高年のイビキの原因で一番多いのが肥満です。
目次
イビキがひどい人で肥満の人はダイエットが先決
肥満だけがイビキの原因ではなく、肥満+他の原因が重なっていることもありますが、肥満が元々の原因になっている場合はダイエットが根本的な解決になります。
なぜ肥満がイビキの原因になるのか
イビキの原因は上気道が狭くなることにあります。
上気道が狭くなる原因は、睡眠中に筋肉の緊張が緩んで舌が重力で落ち込み、上気道をふさいでしまうからです。
肥満の人は首周りや咽頭の壁に余分な脂肪がついているので、アルコールなどの要因がなくてももともと気道が狭くなってイビキをかきやすくなります。
もちろん枕やグッズを使うと効果はあると思いますが、まずは根本的な原因である肥満を解消するのが一番の対策になりますので、現在肥満でイビキがひどい人はダイエットしましょう。
肥満の人がイビキに加えて運動不足、食生活が乱れている場合は要注意
イビキがひどい人は「睡眠時無呼吸症候群」の可能性があります。
無呼吸症候群を治療しないまま放置しておくと、通常の日とより狭心症や心筋梗塞、脳血管障害を起こす割合が高くなります。
私は冠攣縮性狭心症という病気を持っていますが、心臓疾患にも無呼吸症候群は非常に悪い影響があります。
私は肥満というわけではないですが、やはり少し痩せておいた方がいいだろうと思い、毎日のウォーキングで3㌔体重を落としてそのままキープしています。
肥満の人はおそらく普段運動をあまりしていなかったり、バランスの取れた食生活をしていないと思いますのでさらに可能性が高くなってしまいます。
まずは運動とバランスの取れた食生活を意識することをこころがけましょう。
たかが肥満、たかがイビキとあなどるなかれ

肥満のリスク
・心臓への負担・・・体が大きくなる分心臓への負担がかかります。高脂血症や動脈硬化の進行を加速させる危険性もあります。
・生活習慣病・・・高血糖・高血圧・高脂血症など様々な生活習慣病の原因となります。
・脳梗塞・・・動脈硬化や高脂血症によって脳梗塞のリスクも高まります。
・脂肪肝・・・食べすぎや運動不足のため、糖質や脂質が中性脂肪に変わり肝臓に過剰にたまります。
無呼吸症候群のリスク
・高血圧・・・イビキをかく人はイビキをかかない人の2.4倍
・脂質異常症・・・イビキをかく人はイビキをかかない人の3.2倍
・うつ病・・・イビキをかく人はイビキをかかない人の2.4倍
・糖尿病・・・イビキをかく人はイビキをかかないは人の1.2倍
・心疾患・・・イビキをかく人はイビキをかかないは人の3倍
・脳疾患・・・イビキをかく人はイビキをかかないは人の4倍
これを見ると、肥満によるイビキ・無呼吸症候群がいかに怖いかわかると思います。
肥満解消におすすめの運動
いきなり運動と言われても、今まで運動をしてこなかった人は逆に体に負担がかかる可能性があります。
そんな人におすすめなのは「家の中で出来る運動」です。
ウォーキングをする時間なんてないよ!という人もいると思いますが、そういう人におすすめなのが部屋の中で出来る「家庭用ランニングマシーン」です。
ウォーキングは手軽に出来る運動として、また中高年にも体に負担がかからない健康法としてすすめられています。
が、ウォーキングのために着替えて、女性なら「スッピンで出歩くのはちょっと」というのもあるので軽く化粧をして、身だしなみを整えてから出発、となると結構面倒くさいですよね。
家庭用ランニングマシーンがあれば、いつでも家の中でウォーキングが出来ますし雨でも雪でも関係ありません。
雪の降る地方だと雪が降るたびにウォーキングを中断しなければならないし、そもそも滑る雪道でウォーキングをすることは危険が伴います。
これから運動を始めたいという人は、ぜひ家の中でウォーキングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
自分も家の中でウォーキングをしていますが、今まで運動という運動は続かなかったのにもう3年続けています。
週に3回でも効果はあるのでぜひ続けてみてください。