まだ11月ですが北海道は雪が積もり、本格的な冬模様になってきました。
冠攣縮性狭心症持ちには辛い寒さは1月・2月が本格的ですが、私が住んでいるところは現在でも朝はマイナス気温で、ゴミを出すときなどはかなり寒いです。
この病気の発作の原因の一つに寒暖の差がありますが、私も寒暖の差が原因で発作が出たことが何度かありました。
そこで寒暖の差による発作を防ぐために気をつけていることを書いておきます。
目次
冠攣縮性狭心症患者が寒暖の差による発作を防ぐために気をつけること

私は心疾患持ちなのに北海道で冬キャンプをしているのですが、ちゃんと防寒していればマイナス10℃の気温でも、発作も起きずに楽しくキャンプが出来ています!
無理をして行く必要は全くないのですが、北海道の夏は短いのでキャンプ好きにはシーズンが終わってしまうのであまりにも早いんですよね。
なので自然と冬もキャンプに行くようになってしまいました(;・∀・)
もちろん皆さんに「寒暖の差に気をつけて冬キャンプに行け!」と言っているわけではありませんので誤解しないで下さい(笑)
寒い空気を吸わないようにマスクやネックウォーマーなどで口元を覆う

私が昨年寒暖の差で発作が起きたときは、全てマスクなどをしていないときでした。
覚えている限りでは、
・夜に高速バスで移動したときに暖かい車内から外に降りたとき
・実家で夜ごはんを食べて自分の家に帰るのに外に出たとき
・朝、ゴミを捨てに行くのに外に出たとき
です。
いずれも気が緩んでいて、外を歩くの少しだからマスクやネックウォーマーなくても大丈夫、と思ったときばかりです。
逆に冬キャンプに行くときなどは寒さに警戒して、その辺を歩いていたら不審者レベルで完全装備していくので一度も発作が起きたことがありません。
現在では普段持ち歩くカバンの中にも必ずマスクを入れるようにしています。
もしマスクやネックウォーマーなど口元を覆うものがなくて、なんとなく「ヤバイな・・・」と思ったときは、手のひらで口元を覆っています。
とにかく冷たい空気を直接吸うと、それがきっかけで発作につながることがあるので、くれぐれも気をつけましょう。
冠攣縮狭心症患者は冬のインナーにはこだわろう

寒さを防ぐには上着をモコモコ着るのも良いですが、インナーで寒さを防ぐことも大切です。
私は冬キャンプに行くときはもちろんのこと、普段仕事に行くときでも発熱インナーを着ています。
【防寒の基本はインナーから】と私的に思っていますが、暖かいインナーを着ると外に出ても体感温度がかなり違います。
着膨れが嫌でインナーを着ていなかった方は、ぜひ上下一枚ずつインナーを着てみて下さい。
通勤のときなども着ているのと着ていないのとでは全然違いますよ。
出来るだけ家の中の温度差をなくす

浴室とトイレは家の北側にあることが多く、
冬場の入浴では、暖かい居間から寒い風呂場へ移動するため、
熱を奪われまいとして血管が縮み、血圧が上がります。
お湯につかると血管が広がって急に血圧が下がり、血圧が何回も変動することになります。
寒いトイレでも似たようなことが起こりえます。血圧の変動は心臓に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中につながりかねません。
ヒートショックの予防のため、脱衣所やトイレを暖めましょう。
日本医師会HPより引用
ヒートショックはもともと心疾患を持っている人以外でも注意しなければなりません。
私は不動産会社で働いているので、アパートや借家など何千もの間取りを見てきていますが、やはりトイレ・お風呂などの水周りは北側に配置されている物件が多いです。
我が家もお風呂やトイレは北側にあるので、極寒でマイナス20℃を下回るような日は一時的にキャンプで使っているポータブルの灯油ストーブで、脱衣所を暖めたりすることもあります。
(賃貸などでは持込の灯油ストーブは禁止されているところがほとんどなのでオイルヒーターなどにしましょう!)
灯油代や電気代はかかりますが、一年のうちの少しの間なのと健康には変えられないので、今まで寒さを我慢していた人は早めに対策をしておきましょう。
雪かきなどは一気にやろうとせずに小分けにする
雪が多い地域に住んでいる人間にとっては、冬の雪かきは大変な重労働ですよね。
湿った雪は「嫌がらせか!」と思うぐらい重たいですし、運ぶのも非常に大変です。
私は面倒ですが雪かきはかなり積もってしまう前に、こまめにやるようにしています。
一気にやろうとすると寒い場所に長い時間いなければならないですし、それに加えての雪の移動なので、心臓に負担がかかってしまいそうだからです。
息子にもお願いしてやってもらっているので、もし頼める人がいるなら全部とは言わなくても分担してやるようにしましょう。
出来れば雪かきのしなくてよい南の方に住みたいものですね( ;∀;)
雪かきをするときは防寒と口元を覆うのを忘れずに!
体にカイロを貼る
とても寒い日は外に出るときに、胸付近や肩甲骨の間、腰などにカイロを貼っています。
単純に体を温める効果もありますが、精神的に体に温かい部分があると安心出来るんです。
今までも不安が発作を呼ぶような悪循環に陥ったこともあるので、精神的な安心は大切だと思っています。
まとめ
冠攣縮性狭心症患者なら一度は言われてことがあるであろう「寒暖の差に注意してね」ですが、どんなことに気をつけているか書いてみました。
きちんと防寒していれば冬キャンプも大丈夫な反面、気が緩んでいるとちょっと外に出ただけで発作が起きたこともあります。
私は暖かいインナーを着たり防寒着を着用したり、口元を覆うなど冷たい空気が直接触れることを防いでいれば、冬キャンプも行けているぐらいなので参考にしてみて下さい。