魔法使いの嫁は月刊コミックブレイドで2014年1月号より連載されている、ヤマザキコレさんが作者の漫画です。
こちらはアニメ化されており、さらに小説化・演劇化もされている非常に人気のある漫画です。
私は読む漫画を選ぶときに「アニメ化や実写化されているということは面白い漫画なのだろうな」という基準があったので、見たことのないアニメ化・実写化された漫画は結構読んでいます。
(アニメ化・実写化されていなくてもメチャクチャ面白い嘘喰いみたいな漫画もあれば、アニメ化されていても全く面白くない東京喰種みたいな漫画もあるので最近はその基準はあてにしていませんが・・・)
目次
魔法使いの嫁を読んでみた感想
漫画 魔法使いの嫁より引用
印象としては非常に読みやすい漫画です。
絵はとても綺麗でキャラクターの一人一人も性格などもきちんと描かれているので、誰が誰だかわからないということもなくスイスイ読んでいけます。
また、人(妖精や竜など人じゃない生物もたくさん出てきますが)の優しさや強さ、弱さ、ダメなところなども描かれていて、全体的に心温まるお話が多いです。
いろいろ出てくるけれど世界観がしっかりしているのと、キャラクターが個性的に描かれているので、10巻まではグチャグチャになることはありません。
魔法使いの嫁はファンタジー好きにおすすめ
綺麗な絵柄に魔法使いや魔術師、妖精や使い魔など、ファンタジー好きにはたまらない要素がたくさんある漫画です。
私はゲームのファイナルファンタジーシリーズがとても好きなのですが、そういう系統が好きな人に特にオススメです。
ファンタジー系が好きじゃなくても、設定や話自体が面白い漫画ですので、ファンタジー嫌いでも読んでみる価値はあると思います。
現在12巻まで出ているが今後の流れで評価は分かれるかも

この記事を書いている時点で単行本は12巻まで出ています。
確かに面白い漫画ですしキャラクターも設定も良くて、10巻まではサクサクと楽しく読んでいました。
ところが10巻になって主人公がカレッジ(学校)に通い出してから、ちょっと流れが悪くなってきた感が否めません。
学校なので当然出てくるキャラクターはどんどん増えていきますし、増えた分グチャグチャしてしまい、誰が誰だかかなりわかりにくくなってきてしまいました。
この漫画の良さは学校などの人間関係の複雑さではなく、主人公チセと魔法使いエリアスが少しずつ打ち溶け合っていくところや、人間と他の生物との関わり合い、人と人との触れ合いの温かさなどだと思うのです。
それがカレッジに行き出してから色々と複雑になってしまい、今までのこの漫画のいいところが失われてきて、非常に勿体ない感じがしてしまいます。
これから元の感じに戻ってくれたらいいなー、と思いながら見ています。
主人公チセと魔法使いエリアスが仲良くなってチセが嫁らしくなっていくのを見ていたい
この二人、どちらも朴念仁でなかなか仲が進展しないし、時には喧嘩してチセは結構強情っぷりを発揮してしまうけど、そういうところが見ていて面白いです。
そんな日常生活の中で少しずつ信頼が出来ていったり、愛情が芽生えていったり、というところがこの漫画の素敵なところであり面白いところなので、これからどんどん二人のやりとりを描いて欲しいですね。
まとめ

絵は綺麗だし話も読みやすくて面白い漫画です。
魔法や妖精、竜などが出てきてファンタジー好きには特にオススメ!ファンタジー好きじゃなくても世界観がしっかりしていて、楽しめると思います。
10巻ぐらいまでは非常に読みやすく、サクサク読めて出てくるキャラクター同士のやりとりが楽しめますが、10巻以降のカレッジに通ってからは多少流れが悪くなった感があります。
80点か75点か迷ったところですが、この点を含めると75点で。
カレッジ編がどのくらい続くかわからないですが、チセとエリアスの二人のやりとりや心の動き、周りの人や生き物とのかかわりをもっと書いて欲しいと思います。
でも総合では面白いオススメできる漫画です。