※不能犯のファンの方は不快になると思うので読まないで下さい。
何か面白い漫画がないかなー、と思っていたときに絵が綺麗だったので読んでみました。
読んでみたのですが、あまりに面白くなくて全巻は読めませんでした。
不能犯を読んでみたがつまらないという感想しか残らなかった
見ての通り絵が綺麗で一見面白そうな雰囲気はあるんですよね。
不能犯は2019年11月現在10巻まで出ています。
簡単に言えば思い込みで人を殺す殺し屋みたいな感じなのですが、あまりにも話しがブッ飛んでいて、もはやギャグ漫画かと思いました。
私は知らなかったのですが、松坂桃李主演で映画化やドラマ化もされているんですね。
絵が綺麗なのと雰囲気的に面白そうと思ったのですが、ここ何年かでこれほど面白くない漫画もなかったです。
不能犯はギャグ漫画なのか?
この場面で刺されているナイフは刃が引っ込むおもちゃのナイフなのですが、この漫画にかかればこれで刺されても思い込みでバッタバタ死んじゃいます。
思い込みで死ぬと言ってももっと内容が凝っているとかならわかるのですが、どれもこれもおもちゃのナイフレベルで、こんなんで死ぬなら世の中不審死ばかりになってしまいます。
漫画自体10巻まで続いているということはそこそこ人気があるのかもしれないのですが、中二病の塊みたいな漫画で、読んでいて本当に寒いです。
何の感情移入もできずに違和感しかなく、5巻で挫折しました。
もしかしたらもっと後になれば面白いのかもしれませんが、そこまでたどり着けそうにないのでここでやめておきます。
〆はワンパーンの「愚かだね 人間は」
大体どの話も最後はみんな救われない状態になって、主人公が「愚かだね 人間は」で〆られるワンパターンの展開で終わります。
「哀れだね 人間は」「悲しいね 人間は」バージョンもあります。
思い込みで死ぬ他にも、主人公の超スーパー催眠術なのか、その辺の町工場のおっさんがおでんの屋台が高級ホテルのバーだと思い込んだり、ネットカフェのテレビ画面の少女をデリヘルの女の子と思い込んだり、あまりにもあり得なくて笑えません。
この主人公は相手と目を合わせるだけでそんな状態にしてしまうので、怖くて近寄れませんね。
証拠がないから警察に捕まらない
毒を盛られたと思って死んだも、引っ込むナイフで刺されて死んでも、本人の思い込みで死んでいるので証拠は残りません。
なので警察に怪しまれてはいますが証拠がないので主人公は捕まることがありません。
というわけで、主人公やりたい放題しています。
そんな感じなのでどうにもこうにも話にリアリティがなさすぎて、読んでいても漫画に入ることが出来ずに途中で断念してしまいました。
まとめ
今回読んでみた不能犯、私がここ数年の間に読んだ漫画の中でトップレベルのつまらなさでした。
単行本が10巻まで出ていて映画化までされているということなので、それなりに人気がある漫画なのでしょうね。
私にはその面白さが全く理解できなかったので、要するに好みの問題なのだと思います。
「夜にも奇妙な物語」や「笑うせぇるすまん」などが好きな人は、面白く見ることができるかもしれません。