私はシングルマザーになって、現在14年目になります。
現在はシングルマザーは珍しくなく周りを見れば知り合いでもかなりいますし、子供の学級にも母子手家庭の人が数人はいると思います。
2015年に総務省で出した統計によると、シングルマザーの数は約103万3千人となっていて、4分の3以上は離婚によってシングルマザーになっているということでした。
国税調査によると全国平均でひとり親家庭の割合は大体1割ぐらいとなっていたので、40人のクラスだと4家庭はひとり親家庭いうことになります。
目次
シングルマザーになって良かったこと・悪かったこと

離婚の原因はその家庭によってさまざまなので、一概にこれは良かった・あれは悪かったというわけには行きません。
ですので我が家の場合になりますが、私がこの14年シングルマザーになってから感じた良かったこと・悪かったことを書いていこうと思います。
シングルマザーになって良かったこと

自分と子供だけの生活になったことでストレスがなくなった
原因はなんにせよ、喧嘩が多い家庭はいるだけでストレスになりますよね。
うちも全て前夫が悪いとは言いませんが、次から次へと付き合う前からの昔の借金が出てきたり、浮気グセが治らなかったり、逆ギレしたときの暴力などで、しょっ中言い争いをしていました。
そのときだけは謝ってもまた同じことを繰り返すので、いい加減言い争うのも一緒にいるのも嫌になります。
離婚したことによって喧嘩の原因がいなくなったので、本当に心穏やかに育児が出来て安心出来たので離婚して本当に良かったです。
家事が減る
これは旦那さんが家事をする人か、全くしない人かでだいぶ変わってくると思いますが、基本的には大人一人分の家事が減るとなると、かなり楽になります。
ごはんは子供の分をきちんと作っておけば、自分の分ならならなんでもいいですし本当に残り物だけでもオッケーです。
ただ、夫がいるとやっぱり子供とは別に夫の分が必要になるので料理も結構な手間がかかりますし、洗濯物も大人一人分あるか無いかとだと違いますし、住む人数が多いと埃もたまりやすいし部屋も散らかります。
全く家のことをやらない・手伝いもしない旦那さんならいない方が楽になるのは間違いないです。
夫の身内との付き合いがない
これ自体が離婚の原因になり得るぐらい、妻側から見たら不満が多いのが夫の身内との付き合いですよね。
中には夫の親・兄弟姉妹ととても仲がいいという人もいるので、そういった人は全く問題ないですし、そもそも夫の身内と仲がいいぐらいなら離婚の話は夫婦間でそうそう出ないと思います。
ただ、私も結婚している友達からもよく聞きますが、結構大変な思いをしている人もいます。
私の前夫の親も相当変わっていた人で離婚の話をしたときに「うちの妻は俺が浮気しても叩いても我慢してきた。○○ちゃんは我慢が足りない」と言われたので「この親にしてこの子あり」と本当に思いました。
それが離婚の決意をさらに強いものにしてくれたのですが、夫の身内が変な人だと本当に大変ですし、普通に付き合いはいいとしても行き来がものすごく頻繁だったりすると、それもまたストレスだと思います。
夫に相談して夫が味方になってくれるのならまだしも、親や兄弟の味方をされた日には妻の不満は大変なものですよね。
あと、時々聞くのが「夫の実家が汚いので、子供を連れて行きたくない」もあります。
こうなると、夫の身内と付き合うこと自体がとてつもないストレスになるので、それから解放されると本当に本当に気が楽になると思います。
暴力・浮気・借金・子供への虐待などは言語道断
これらが直らない場合はメリット・デメリットなどを考えている場合ではないです。
下手をすると子供と自分の一生が台無しになるので、相手と別れること自体が子供と自分の最大のメリットと考えて、とっとと別れることをおすすめします。
シングルマザーになって悪かったこと

昔と違い、現在は母子家庭だからと言ってイジメにあったり、後ろ指をさされるなんてことはなくなりました。
これだけ母子家庭が多くなれば、身内や友達にシングルマザーが一人もいないという人の方が珍しいのではないでしょうか。
シングルマザーになって、私の場合は特に別れたデメリットや悪かったこと、後悔したことなんかは特にありません。
本当に離婚して良かったですし、子供がいて一緒に生活していてとても幸せだなーと思いながら過ごしています。
ただ、ふと「こういうときに父親がいたらなー」と考えたり思ったりしたことはあります。
子供の成長を分かち合えたり、対等に話しが出来る人がいない
もちろん自分の身内は子供の成長を喜んでくれます。
悩みがあったら自分の親に相談したりしたこともあります。
ですが、子供の親は自分と前夫しかいません。
自分の母親に相談しても母親の考えを押し付けられるだけなので、一緒に考えたり私の意見を尊重したりということは期待できません。
https://osakanatan.com/zitubo-kansyou/
なかには元夫との関係が良好で、何かあったら相談したり話し合ったりとやりとりしている人もいるとは思いますが、稀なケースで基本的にはあまりないことだと思います。
子供のことで悩んだこともあったので、自分の友達や親兄弟ではなく、子供の親として一緒に考えていける人がいたらいいなと思ったことがありました。
ただ、そんな風に子供のことをきちんと話せる相手なら、離婚もしていないかもしれませんね(笑)
育児・家事・収入・何から何まで自分でやらなければならない
シングルマザーになると、何せ忙しいです。
一家の大黒柱として働かなければならないし、家事・育児を一人でこなして、自分の用事も足して、子供の部活や塾の送り迎え、旅行に行くにしても計画から移動から全て自分でやらなければなりません。
私はいつも朝5時15分に起きて、自分のごはんや仕事に行く準備、子供のごはんの支度をしたら掃除機をかけたりトイレやお風呂の掃除、食器洗いなどの家事を終わらせて、そのあと毎日ウォーキングをして会社に行っています。
会社に行って帰ってきたら夜ごはんを作って、洗濯をして、子供を塾に送っていったり迎えに行ったり、また帰ってきてご飯を食べ終わったら後片付けをしたり、と全てやることが終わるのは夜の九時~十時ぐらいです。
そんな時間になったらもう寝るだけと毎日があわただしいので、本当に時間が早くて一日30時間ぐらいあればいいなといつも思っています。
自分一人で生活費を稼がなければならない
夫がいれば、経済的な面は夫が主に稼いでいる家庭が多いと思います。
それがシングルマザーになると、すべて自分で稼いで生活していかなければなりません。
前夫から養育費をもらっている人もいるとは思いますが、毎月子供一人当たり2、3万円の養育費なら、せめてそれだけでも貯蓄に回すのがやっとという人も多いと思います。
むしろシングルマザーになって一番苦労するのが金銭面かもしれません。
私はありがたいことに資格を活かせる仕事に就けたので、資格手当ももらえて年収も私が住んでいる田舎の地域の一般的なサラリーマンと変わらないぐらいいただいています。

手っ取り早く年収を上げるなら資格を取るのはとてもオススメです。
ただ、離婚してすぐに仕事が決まらなかったり、実家にも戻れず子供と自分の生活が厳しい人も中にはいると思います。
日本は生活することが出来なければ生活保護や各種手当てなどありますし、相談する機関もありますので、金銭的に厳しいなと思ったら各種制度や手当て、助成金などをきちんと調べておきましょう。
そして実際に厳しい状況のときには、躊躇せずにきちんと相談に行くようにしましょう。
まとめ
シングルマザーになってから14年、大変なこともありましたがとても楽しく幸せに生活しています。
離婚したほうがいいか、離婚してからのメリット・デメリットは別れた相手に左右されるものなので一概には言えないですが、離婚するからには子供も自分も離婚してからの方が幸せ、という状況がベストです。
まだ離婚していない人は離婚してからの生活をよく考えて、もう離婚した人は少しでも子供との生活を充実できるよう頑張って行きましょう!